映画化が決定したビートたけしさんの小説「アナログ」は 2017年に発売された恋愛小説です。
2023年秋に二宮和也さんと波留さん主演で公開が決定したそうです。
そこで、アナログのあらすじと主演キャストの紹介といたします。
新たな情報がわかりましたら、都度更新致します。
アナログが映画化!小説のあらすじと感想
たけしがたどりついた“究極の愛”。狂暴なまでに純粋な、書下ろし恋愛小説。「お互いに会いたいという気持ちがあれば、絶対に会えますよ」すべてがデジタル化する世界で悟とみゆきが交わした、たったひとつの不器用な約束。素性も連絡先も知らないまま、なぜか強烈に惹かれあう二人の、「アナログ」な関係が始まった。いまや成立しがたい男女のあり方を描き、“誰かを大切にする”とは何かを問いかける渾身の長編。
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ビートたけしさんの小説「アナログ」のあらすじ紹介です。ネタバレも含みます。
あらすじ
主人公の水島悟はデザイン事務所で、デザイナーとして働いている。店舗の内装やショッピングモール等のデザインを手掛けている。
ある日自分がデザインを手がけた(表向きは上司の岩本がデザインしたことになっている)喫茶「ピアノ」でとてもきれいな、でもどこか謎めいている女性美春みゆきと出会う。
水島はみゆきのことがとても気になり声をかけてしまったのだ。
みゆきは毎週木曜日に喫茶店「ピアノ」に来ているという。
女性に声をかけたりしたことがない水島だがその時「今度またお会いしたら声とかけてもよろしいですか?」とみゆきに聞くと、みゆきは「毎週木曜日の夕方はここにいますよ。」と返事をした。
ここで、普通なら連絡先の交換になるところだが、みゆきは携帯を持っておらず「お互いに会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と答えたのだった。
そしてしばらくの間、毎週木曜日に二人は会うのだった。
水島は仕事の関係だで大阪出張を経て、一年間ほどの大阪駐在がきまる。水島は1年間もみゆきに会えないことが我慢できないと考え、みゆきとの仲を進展させたいと思う。
そこで、結婚するしかないと友人からも進められた水島は婚約指輪を用意し、木曜日に「ピアノ」に向かうがみゆきはこないのだった。
感想
今の現代で、連絡先もわからず毎週木曜日に会う。信じられない話だと思います。
ひと昔、ふた昔前でありば、家に電話をして家族につないでもらうか、留守であればかけなおし、留守電に入れても返事を待つしかない。そんな時間を過ごしながら待ち合わせとしたものです。
今は、はっきり待ち合わせ場所を決めないことすらあり、ここにいるよと携帯やLINEで連絡とすることもしばしばです。
そんな今に逆らうような、水島とみゆきの出会いは新鮮にも感じました。
毎週木曜日にしか会えないから、とにかく「ピアノ」に行かなければ……と思うことで、二人の関係は深まっていったのですね。
実際、名前しか知らない二人は何かささいなことが起きただけで、遠く離れてしまいます。
ただひたすら相手に会いたいと思い行動することが、忘れていた感情を思い出させてくれる小説でした。
アナログが映画化!確定キャスト紹介
二宮和也 水島悟役
デザイン事務所に勤務。手作りの模型や手描きのイラストにこだわりを持っている工業デザイナー。
自分のアイディアを上司に使われても、文句も言わず、仕事をまじめにこなす。喫茶店「ピアノ」を手掛ける。
水島悟を演じた二宮和也さんのコメントです。
現場の撮影はクリエイティブな日々で、毎日現場に向かうのが楽しい日々でした。
目まぐるしく変化する世の中ですが、いつの時代も”誰かを大切にする気持ち”の本質はとてもシンプルで変わらないのだと改めて気付かされる作品です。
コロナ禍を経たからこそ感じることができる人と会うことの温かさと喜びを、ぜひ劇場で感じていただけると幸いです。
波瑠 美春みゆき 役
喫茶店「ピアノ」で水島と出会う。携帯電話を持っておらず、毎週木曜日に水島と会う約束をする。
謎めいた女性。
美春みゆきを演じた波瑠さんのコメントです。
脚本を読ませていただき、とても美しい物語に感動しました。今は会えなくても色々なことを共有できる世の中でとても便利なことですが、一緒にいることでこそ分かち合える喜びに鈍感になってしまったのかもと不安になります。
誰かと愛を育めることは奇跡そのものなのだと、この作品を通して実感しました。
是非、大切な人と観ていただけたら嬉しいです
まとめ
ビートたけしさんの小説「アナログ」が映画化されるということで、あらすじとキャストを紹介してましりました。
公開は今年の秋です。人気者の二宮和也さんと波瑠さんが主演というだけで話題ですが、その上、原作はビートたけしさん書下ろしのラブストーリーということで、さらに話題性アップですね。
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